中国によいイメージを持たない人も中国料理は美味しいというのではないだろうか。華僑の人たちが世界を席巻しているのは、やはり食という入口があって、中華食は万人受けして質が高い、単純にうまい、ということではないだろうかと思う。最近は、アジアの食材もかなりの頻度で一般スーパーマーケットでも揃うようになってきたが、やはりここは現地から直輸入している本格食材を使ってみるのはいかがだろうか。ここ新大久保は韓国街のイメージが強いが、実は駅から左方向に進むと中国の混在感がある。目立つのは携帯電話の買い取り修理や、中国系のネットカフェだが、実は池袋の中華街に住むような中国人たちも一人暮らしに憧れるのは新大久保だったりする。理由は、中国食材を扱うお店が複数存在するから生活に困らず便利がよいのだ。かつてはやはり新宿で水商売などで働く中国人のためのものであったのだが、いまはこの地はベトナムなど近隣諸国の人も増えてしまったので、アジア全般の中華食の人たちが食品を求めに訪れる。
華僑服務社
〒169-0073 東京都新宿区百人町2丁目11−2 神倉ビル(B1・2F・3F)運営:松央商事
1Fはコンビニなので気が付かないと通り過ぎてしまうが、その上下はここの中華食材店になっている。華僑服務社は中国雑貨、食品、調味料を販売する大きいお店。また中には3Fに華僑書店もあり、そちらでは中国語書籍、DVD、CDなどを販売する。最初に行くならここがマスト。
★華僑服務社への行き方
●JR山手線・新大久保駅下車。改札を出たらすぐ目の前にある横断歩道で対面へ。渡ったら左折し、パチンコ屋やまいばすけっとをこえてしばらくすると右側に間口のせまいファミマがある。そのビルのB1・2F・3F。ファミマ右側にある階段かエレベーターで。
新宿陽光城
東京都新宿区百人町1-17-10 STビル1F
中国と台湾の食品素材を扱う。陽光城自体は都内と神奈川県に何店舗もあるチェーン店。マニアックな食材ならここか。おすすめなのは紹興酒の類。かなり安い。(グレードによっては不満も出るかもしれないので、いいのを買いたい)レトルトのポシンタン…も売っていた。
http://www.yokou.co.jp/sunShop.asp?NID=31
★新宿陽光城への行き方
●JR山手線・新大久保駅下車。改札を出たら横断歩道は渡らず、左(大久保通りの左側歩道を東中野方向)へ。数区画歩き、途中左側に、牛丼の「すき家」と「Sガスト」(ガスト系だがカウンターのみの、牛丼屋みたいな小規模店舗)の間に路地がある。その路地に左折しすぐの右側。角に看板が出されているのと、店舗には中華食材が山ほど外に出されているので裏道でもすぐにわかる。
日光商事(日光総本店)
東京都新宿区大久保1-15-12 横田ビル1F
こちらは駅の反対側、イケメン通りにある中国食材店。韓国ブームのときは半分韓流のようなふりもしていたが、中国以外も扱っているので誤りではない。タイやマレーシアあたりのものもあった。
★日光総本店への行き方
●JR山手線・新大久保駅下車。改札を出たら横断歩道は渡らず、右へ。ガード下をこえてしばらく数区画歩いていると、右側にソウル市場が出現する。それをこえて、コンビニ「ローソンスリーエフ」のある角を右折。すると通称イケメン通りと呼ばれる路地裏になる。ちょっと行った左奥にある。夜は目立たないかも。